2012.10.06
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)の今後の治療について
先日の検査結果の詳しいお話を聞きに、病院に行って来ました
①1回目の採血
②コルチゾールを投与(注射)
③1~1時間半置く
④2回目の採血
先日行った上記の検査をACTH刺激試験と言います。
①の1回目の検査では、コルチゾールの数値は平均値でしたが、コルチゾールを投与した後の④の2回目の採血で、正常ならば21.7以下のコルチゾール値が、タローちゃんは26でした。

よって、クッシング症候群と診断されました。
先生曰く、ランクを付けるとしたら、タローちゃんのこの数値は中度の症状ということです。
クッシング症候群は、慢性的に過剰なコルチゾール(ホルモン)に暴露さらされて起こる症状群であり、脳下垂体性と、副腎性のものと2種類あるそうです。
脳下垂体性かを調べるには、設備の整った病院でMRIやCTが必要で、全身麻酔となります。
副腎性のものであれば、副腎が大きく腫れているかをエコーで確認できるということで、まずはエコー検査をしてもらいました。


こんな姿で押さえ付けられたタローちゃんは、フンフン泣いていました
エコーの結果、副腎が大きく腫れあがっている事は確認できませんでしたが、今後、注意が必要ということでした。
つまり、脳下垂体性の場合も否定できないのですが、全身麻酔によるMRI・CTなど、リスクを負ってまでの検査をするかというと、タローの年齢を考えたら当然しませんので、脳下垂体性であるかどうかは調べることができません。
クッシング症候群の主な症状に「飲水量の増加」があり、今週、タローちゃんの飲水量をおおよそではありますが、測ってみました。
もちろん土日など、まだ暑い日中にお出かけをすると、400cc弱は飲んでいますが、平日の朝夕の2回のお散歩だけの時は、1日に100cc強でした。
ご飯に含まれる水分は除外した純粋な飲水量です。
体重1kgに対し、平均60ccだそうで、体重6.5kgのタローちゃんは400cc近く飲んでも良いそうなので、今のところ、タローちゃんにはクッシングの代表的な「水を良く飲む」症状は出ていません。
さて、クッシング症候群の治療には、トリロスタンというお薬を投与します。
この病気は治すことはできません。症状の進行を止め、将来的に糖尿病などの合併症に繋がるのを防ぐ為の治療です。
トリロスタンは人間用と、数年前に犬用も開発され、2種類あるそうです。
人間用・・・錠剤。
錠剤の為、個体や症状に合った量の薬を微妙に調節が可能。<例>1錠の1/2、1/4・・・など
最初に100錠を7万円にてまとめて購入。
副作用が強く出た場合は、投薬の量を調節するか、投薬を中止。
その場合、残った錠剤の返品・返金は不可。
犬用・・・カプセル。
カプセルの為、体重別のカプセルはあるが、錠剤のような微妙な調節ができない。
1カプセル250円。必要数だけ購入が可能。
副作用が強く出た場合は、投薬の量を調節するか、投薬を中止。
と、いうことでした。
どちらにするか、究極の選択でした。
もちろん、タローちゃんの為なら7万円は出します。
この間のお祝金はやっぱり今後のタロちゃんの病院代に・・・
ただ、ケチる訳ではありませんが、もし、人間用の投薬がタローちゃんに合わなくてすぐに中止になった場合、7万円は捨てたも同然・・・
合うか合わないか分からない薬に、それも最初から100錠なんて大量に購入して無駄になるかも分からないのに、7万円出すのは勇気が要ります。
ですので、2週間分が購入できる犬用カプセルを選択しました。
悩みに悩んだ結果、出した答えでしたが、今日は在庫が無くて、来週取りに行って投薬開始。
投薬開始後、2週間後に、お薬の効果を見る為、もう一度、ACTH刺激試験を行います。
当分、週末の病院通いが続きます

薬の副作用が出た場合、元気・食欲の消失、吐き気、などがあるそうです。
投薬開始後は2週間、よく観察しなければなりません。
もちろん、投薬そのものをするかしないかも、飼い主の判断でした。
投薬したからと言って治る病気ではありません。
毛だって、前のようにモッコモコのフッサフサになるとは限りません。
タローちゃんは今は脱毛以外はとっても元気だし、ACTH刺激試験ではクッシングの確定診ができる数値が出たけれど、その数値が無ければ、病気だなんて思えません。
でも
分かり難い、気づき難い、それがクッシングなんです。
クッシングはとても難しい病気だそうです。
放置しておけば、合併症を招く危険もある・・・
そうなった時に投薬をしなかった事に私は後悔をする。
でも、投薬をして、万一タローちゃんに合わなくて逆に衰弱してしまった場合、それも後悔をする。
どっちを選んでも悪い結果が出れば、どっちにしろ、後悔するんです。
だったら投薬をしない方が・・・と考えたのも事実です。
だけど、何もしないより、できるのであれば何かをしないと、と思ったので投薬に挑戦することにしてみました。
万一お薬がタローちゃんに合わなければ、投薬を止めることもできる(はずだ)し、来週からの2週間様子を見てみたいと思います。
先生には言いました。
私が一番懸念しているのは、今、とっても元気なこの子が投薬をする事によって、衰弱することだけは避けたい、と。
先生も、それはやってみないと分からない、だけれども、合わないのであればお薬を変えたり、量を調節したり、中止することはできる、
副作用と言っても、抗生物質でも、どんな薬にも副作用はあるから
と言われました。
確かにそう。
恐れてちゃいけないよね。
愛するタローちゃんと一緒に頑張ろう。
お薬と戦うのはタローちゃんだけれど、おねえたんママはその何倍もタローちゃんを応援する。
頑張ろう。
そう、決めたのでした。

①1回目の採血
②コルチゾールを投与(注射)
③1~1時間半置く
④2回目の採血
先日行った上記の検査をACTH刺激試験と言います。
①の1回目の検査では、コルチゾールの数値は平均値でしたが、コルチゾールを投与した後の④の2回目の採血で、正常ならば21.7以下のコルチゾール値が、タローちゃんは26でした。

よって、クッシング症候群と診断されました。
先生曰く、ランクを付けるとしたら、タローちゃんのこの数値は中度の症状ということです。
クッシング症候群は、慢性的に過剰なコルチゾール(ホルモン)に暴露さらされて起こる症状群であり、脳下垂体性と、副腎性のものと2種類あるそうです。
脳下垂体性かを調べるには、設備の整った病院でMRIやCTが必要で、全身麻酔となります。
副腎性のものであれば、副腎が大きく腫れているかをエコーで確認できるということで、まずはエコー検査をしてもらいました。


こんな姿で押さえ付けられたタローちゃんは、フンフン泣いていました

エコーの結果、副腎が大きく腫れあがっている事は確認できませんでしたが、今後、注意が必要ということでした。
つまり、脳下垂体性の場合も否定できないのですが、全身麻酔によるMRI・CTなど、リスクを負ってまでの検査をするかというと、タローの年齢を考えたら当然しませんので、脳下垂体性であるかどうかは調べることができません。
クッシング症候群の主な症状に「飲水量の増加」があり、今週、タローちゃんの飲水量をおおよそではありますが、測ってみました。
もちろん土日など、まだ暑い日中にお出かけをすると、400cc弱は飲んでいますが、平日の朝夕の2回のお散歩だけの時は、1日に100cc強でした。
ご飯に含まれる水分は除外した純粋な飲水量です。
体重1kgに対し、平均60ccだそうで、体重6.5kgのタローちゃんは400cc近く飲んでも良いそうなので、今のところ、タローちゃんにはクッシングの代表的な「水を良く飲む」症状は出ていません。
さて、クッシング症候群の治療には、トリロスタンというお薬を投与します。
この病気は治すことはできません。症状の進行を止め、将来的に糖尿病などの合併症に繋がるのを防ぐ為の治療です。
トリロスタンは人間用と、数年前に犬用も開発され、2種類あるそうです。

錠剤の為、個体や症状に合った量の薬を微妙に調節が可能。<例>1錠の1/2、1/4・・・など
最初に100錠を7万円にてまとめて購入。
副作用が強く出た場合は、投薬の量を調節するか、投薬を中止。
その場合、残った錠剤の返品・返金は不可。

カプセルの為、体重別のカプセルはあるが、錠剤のような微妙な調節ができない。
1カプセル250円。必要数だけ購入が可能。
副作用が強く出た場合は、投薬の量を調節するか、投薬を中止。
と、いうことでした。
どちらにするか、究極の選択でした。
もちろん、タローちゃんの為なら7万円は出します。
この間のお祝金はやっぱり今後のタロちゃんの病院代に・・・

ただ、ケチる訳ではありませんが、もし、人間用の投薬がタローちゃんに合わなくてすぐに中止になった場合、7万円は捨てたも同然・・・

合うか合わないか分からない薬に、それも最初から100錠なんて大量に購入して無駄になるかも分からないのに、7万円出すのは勇気が要ります。
ですので、2週間分が購入できる犬用カプセルを選択しました。
悩みに悩んだ結果、出した答えでしたが、今日は在庫が無くて、来週取りに行って投薬開始。
投薬開始後、2週間後に、お薬の効果を見る為、もう一度、ACTH刺激試験を行います。
当分、週末の病院通いが続きます


薬の副作用が出た場合、元気・食欲の消失、吐き気、などがあるそうです。
投薬開始後は2週間、よく観察しなければなりません。
もちろん、投薬そのものをするかしないかも、飼い主の判断でした。
投薬したからと言って治る病気ではありません。
毛だって、前のようにモッコモコのフッサフサになるとは限りません。
タローちゃんは今は脱毛以外はとっても元気だし、ACTH刺激試験ではクッシングの確定診ができる数値が出たけれど、その数値が無ければ、病気だなんて思えません。
でも

クッシングはとても難しい病気だそうです。
放置しておけば、合併症を招く危険もある・・・
そうなった時に投薬をしなかった事に私は後悔をする。
でも、投薬をして、万一タローちゃんに合わなくて逆に衰弱してしまった場合、それも後悔をする。
どっちを選んでも悪い結果が出れば、どっちにしろ、後悔するんです。
だったら投薬をしない方が・・・と考えたのも事実です。
だけど、何もしないより、できるのであれば何かをしないと、と思ったので投薬に挑戦することにしてみました。
万一お薬がタローちゃんに合わなければ、投薬を止めることもできる(はずだ)し、来週からの2週間様子を見てみたいと思います。
先生には言いました。
私が一番懸念しているのは、今、とっても元気なこの子が投薬をする事によって、衰弱することだけは避けたい、と。
先生も、それはやってみないと分からない、だけれども、合わないのであればお薬を変えたり、量を調節したり、中止することはできる、
副作用と言っても、抗生物質でも、どんな薬にも副作用はあるから
と言われました。
確かにそう。
恐れてちゃいけないよね。
愛するタローちゃんと一緒に頑張ろう。
お薬と戦うのはタローちゃんだけれど、おねえたんママはその何倍もタローちゃんを応援する。
頑張ろう。
そう、決めたのでした。
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